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口から食事がとれない時の中心静脈カテーテルについて

元気だった家族が脳梗塞で入院した時の話です。
広範囲による脳梗塞でしたが、2週間ほどでなんとか状態が落ち着き梗塞も改善してきてやっと食事をとるリハビリが始まりました。
しかしながら、食事を始めると誤嚥性の肺炎を起こし熱が出てしまい口からの食事をとることができず点滴を栄養でとることになりました。
点滴が続いていた時、主治医からもっときちんと栄養がとれるようにと中心静脈カテーテル処置の話が出ました。
初めて聞く言葉でした。
先生から抹消の血管からではなく、頸部や鎖骨や鼠径部(足の付け根)などからカテーテルを入れそこから栄養価の高い点滴を入れて栄養をとる処置であること、カテーテルを入れる静脈は触ることができないが常に動脈と並行に通っているため、動脈の近くをエコーで確認しながら静脈に針を刺すとの説明がありました。
動脈に針が当たってしまい出血した場合は止血してもう一度処置をすることもあるそうです。
一般的には一番リスクが少ない鼠径部にカテーテルを入れることが多いそうです。
先生のお話を聞き大丈夫かなと不安に思いましたが、ベッド上で行ことができる処置であり、生きていくためには必要な処置であるため先生に処置をお願いしました。

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